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サウジの文化イベント、ジェナドリアに行ってきた

どうも最近更新が滞り気味ですが、ネタは日々溜まっています。タイムリーではないですが、小出しに更新していこうと思います。

f0100050_520216.jpg3月初旬、久しぶりにサウジを訪問しました。
好きか嫌いかと聞かれれば間違いなく嫌いなサウジ...ですが、お仕事です。仕方ありませんね。今回の目的は色々ですが、その一つが年に一度、首都リヤド近郊で開催される文化イベントであるJinadriyah(ジェナドリア)の視察でございます。我が社も協賛しているローカルイベントなのですが、コレが本当に協賛するに値するイベントなのかを日本人の目で見極め、有益であれば来年以降の方向性を探るのが今回の使命です。

f0100050_6234961.jpg大都市リヤドから車で小1時間ほど走った、な~んもない砂漠の中でジェナドリアは開催されます。15日間の開催期間中延べ100万人が訪れるという、規模としてはかなり大きなイベントです。
しかし王族も訪れるイベントのため、軍&警察による厳しいセキュリティが実施されており、会場と外界が完全に遮断されているため、お祭り会場特有の楽しげな雰囲気は無く、なんか閑散とした感じが...他国のイベントとは雰囲気が全く違います。通門時には厳しいチェック。サウジのイベントはいつもそうですが、ピリピリした雰囲気が漂います。いつものように、入場パスなどあまり用を成さず、王族系の言葉添えを楯にネゴって入場。アラブ人を相手にする中で最も疲れる瞬間です。

f0100050_5345434.jpgこちら会場全景。開催中ですよ、コレ。本当にそんなにデカいイベントなのかしらん...
ちなみに今年は3月上旬でしたが、例年は2月。今年はアブドラ国王の都合が悪く延期されたのだとか。サウジのイベント運営は全てにおいてこんな感じで、だいたい開催時期の2週間くらい前まで待たないとスケジュールが決まらないんです。全てはアッラーのおぼし召し...王国なんでしょうがないです、ハイ。

f0100050_5405236.jpgところが、中に入ってみてビックリ。なんじゃ、この人出の多さは?
外から見えた建物は、実はそれぞれがサウジの各地域の文化を紹介するパビリオンでした。ジェナドリアの正体は、サウジの地方万博博覧会だったのです。
加えてこの日は女性の入場が家族帯同を条件に認められる「Family Day」でした。普段は見渡す限りヒゲ、ヒゲ、ヒゲです。ワタシも中東に3年住んでいて、こんな黒オバケばっかの光景を目の当たりにするのは初めてです。21世紀の現在でも厳格に「男女は席を同じくせず。同じ空間に居ること自体がダメ、ゼッタイ!!」なサウジ、本当は我々も女性の家族を帯同していないと入れないのですが、スポンサーとして特別に許可してもらってます。
ちなみに昨年までは「Ladies Day」として開催期間中1日のみ女性の入場を許可していましたが、今年からは「Family Day」として3日間に拡大されました。「どうだい、サウジでも女性解放が進んでるだろ?」我々の常識からすれば悪い冗談ですが、事実これはサウジでは今までになかった大盤振る舞いなんですヨ。会場には女性のアンケート調査員なんてのもいて(サウジでは今まではあり得なかった)、インタビューされてる間は宗教警察がイチャモンつけてくるんじゃないかとヒヤヒヤし、変な汗をかいちゃいましたヨ。(ちなみに同行していたカメラマンは会場の写真を撮ろうとして「女性にカメラを向けるな!」と軍人に一喝されました)

f0100050_550111.jpgさて、サウジのローカル文化を語る上では絶対に欠かせない存在、それはラクダさん。会場の至る所で大活躍です。グフヘェェ~(ラクダの鳴き声ってこんな感じ)

f0100050_5553812.jpg色んなところで、サウジの昔ながらの風景が再現されてます。
井戸から水を汲んでます。

f0100050_5573578.jpgコチラは粉を挽いてるところです。

f0100050_5592388.jpgコチラは国境警備隊の雄姿。もちろん現在では車やヘリですが、イメージ的には未だにコレが原点なんです。サウジ人=14世紀人が金持っちゃった姿、と言われる所以です。どれぐらいピンボケ感があるかと言えば、日本の警視庁の建物に甲冑や江戸時代の捕り物グッズがデカデカと展示されちゃうイメージですな。

その他、ラクダさんたちはあちこちで人を運んだり、子供向けのアトラクション扱いだったりと大活躍です。さんざん働かされて最後は食べられちゃったりもするし。


総括すると、このジェナドリア、確かにとってもデカいイベントです。集客力もあります。企業が金を出して協賛する価値は十分にあるといえます。

あくまで日本人であり、イベント企画運営にも参画する立場にある私個人としては、毎年開催する大規模イベントとしては「???」なのですヨ。この内容って、間違いなく「例年大差ない」んですワ。間違いなく。

でもね。
コレはサウジでは「アリ」なんです。彼らは刺激に飢えているんです。しかも、女性を含めた家族で行けるイベントなんてそうそう無いんです。
加えてサウジには、観光目的では入国できません。コレは純粋にサウジ人によるサウジ人のためのイベントなんです。サウジがサウジである限り、ジェナドリアはこのままの内容で100年でも200年でも続くのでしょう。
ちなみに私にとっては恐らく一生に一度のイベントでしょうから、結構楽しめました。という事をお伝えしておこうと思います。別の日に開催されたラクダ大レース(我が社がスポンサー)を見たかったなぁ。

なお、この後、想定外にサウジの現地会社の幹部に自宅に招待され、デーツ・激甘紅茶・マンディー(羊の丸ごと蒸し焼き)等々のサウジフルコース攻撃を受けました。想定していなかっただけに、コタえた...歓待してくれているのですから感謝せねばならないのですが、サウジローカルの食生活には3年経っても慣れません...
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by enjoydubai | 2009-03-21 06:16 | 都市の紹介

サウジという国:読売のある記事にて

f0100050_2117770.jpg男女の逢瀬阻止!サウジで犬猫の散歩禁止

アラブ圏有力紙アルハヤト紙などによると、サウジアラビアの宗教警察「勧善懲悪委員会」は7月30日、首都リヤドでペットとしての犬や猫の販売と、公共の場で散歩を禁じる布告を出した。

同委員会は、若い男性が街で女性の気を引くためにペットを連れ、男女が接触する機会が増えているためだと禁止の理由を説明している。

イスラム教の中でも戒律の厳しいワッハーブ派を奉じるサウジでは、学校の授業やレストランの入口を男女別々にするなど男女分離策を取る。同委員会は街を巡回し、違反行為を摘発するのが役目だが、最近は、監視の目をかいくぐって逢瀬(おうせ)を楽しむ若い男女も多く、業を煮やした同委員会が“奇策”に出た形だ。 (8月2日19時28分配信 読売新聞)


この記事、日本でもYahoo!などで紹介され、色んな方が思い思いのコメントを寄せていますが...まず、サウジという国がどういう国なのかを知らないと、論点があさっての方向に行ってしまいますな。

まず、サウジにおいては、公共の場で犬を連れ歩くこと自体が以前から禁止されています。これ、宗教警察の目にでも留まろうものならエラい目に遭わされます(その場でこん棒でブン殴られたり、とか)。
次に、サウジでは、不特定の男女間の不用意な接触(つまり、ナンパ)は、最も「けしからん」行為に当たります。未婚の男女が会話したというだけでしょっ引かれる社会なのですゾ。

つまり、この記事(同じ記事がGulf Newsにも載っていたが、アチラはさすがにサウジの風習が分かっているだけに適切な論評だった)が言わんとしているのは、意訳しますと以下の内容です。

最近、若い男性が犬や猫を連れて公共の場を出歩き、犬猫をきっかけに若い未婚の女性と接触を図るという、サウジの宗教価値観に照らせば誠に不届きなケースが散見される。
こうした場面を宗教警察が取り締まろうとすると、「犬・猫の販売をしており、女性との会話は商談だ」と言い逃れをされてしまう。
そこで、サウジ勧善懲悪委員会は、リヤドでの犬・猫の販売と公共の場への連れ出しを全面的に禁止することとした。


サウジでは、自由恋愛は建前上は無い事になっています。しかし、実際はネットや携帯SMSを通じたアングラ出会いサイトのようなものが若者の間で流行するなど、当局の目が行き届かなくなってきています。極端な例だと、男性が通り掛かりの若い女性に自分のメルアドを無差別に配ったりとか...数打ちゃ当たるのかな...今回のケースは、そうした若者の恋愛のオープン化に釘を刺しておこうという当局の意思の表れと思います。

ちょっと、今回のこの読売さんの記事は舌足らずな感じですね。また、「逢瀬を楽しむ男女」というのは違うんでないかな?出会いの無さに辟易したサウジ男性の新手のナンパ、が正解でしょう。でも、サウジ女性は公共の場では絶対に素顔を見せないから、男性はフードの下にどんな素顔があるのか分からない状況でアプローチするんだよね...

Yahoo!やiza!でコメントを寄せている方の意見は、日本の常識のみに照らしてあれやこれや書いているケースがほとんどで、それはそれでどうかと思ったが、ある方が書いていた「日本に生まれて良かった!」だけは、オイラも同感。
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by enjoydubai | 2008-08-02 21:43 | 都市の紹介

改めて考える、サウジアラビアという国

(注:今回の記事は、女性の方には不快な内容かもです。)

例年、この時期になると、「サウジでついに女性に運転が解禁される、かも!?」というニュースが入ってきます。そう、サウジはGCCで唯一女性に運転を許可していない国なのです。

コレには諸説あって、「女性は保護されるべき存在なので自ら運転をすべきではない」とか、「女性が運転するということは自由に異性と接触する機会を与えることなのでダメだ」とか...まぁ、本音は後者かな?
現在報道されている内容からすると、「免許取得は30代以上の既婚女性に限り、かつ父親・夫・地域代表の推薦が必要」「運転可能時間は朝8時から夕方6時まで」「事故発生時などに異性との接触を避けるため、運転時の携帯使用を許可する」方向で調整中、だそうな。我々外国人からすると、笑い話のような内容なのですが...

現在、女性の運転解禁について、サウジのニュース報道や政府高官のインタビューに英語字幕を付けたものがYou Tubeで流れています。コレを見ると、笑い話どころか、男性の私ですら気分が悪くなるような内容が含まれています。
こともあろうに政府の高官が、TVのインタビューに対して、「女性は男性の所有物であって、運転など不要だ。男性の性的欲求に応えることをしっかりやっていれば良いのだ」という発言を公然とする、ってどう思いますか?

ドバイに2年住み、サウジ人と一緒に働いている私には、サウジ人に対する「ある考え」が拭えません。それは...
「コイツら、いつの時代の人間だよ!」
って事です。ホントに「7~8世紀頃の人たちと話してるみたい」な感覚に襲われます。

現在のサウジでは、サウド家による独裁支配が行われています。世俗国家(宗教と政治を分離し、政治においては宗教・宗派の影響を排除した国家)である多くのアラブ国家と違い、サウド家はイスラム教の中でも厳格な事で知られるワッハーブ宗の宗家でもあり、言ってみれば宗教を独裁の道具として使っています。
んでは、サウジ王家は戒律に従順なの?と言えば、答はNOです。サウジの王族一派は放蕩し放題で、海外での行いはムチャクチャな事でよく知られています。サウジ人、特に王族と名の付く人種がアラブ人にも嫌われているのは主にこのためです。
(注:アラブ人は子だくさんなので、「王族」と呼ばれる人々は、サウジの場合約3万人ほどいると言われています。この「王族」たちがサウジ社会を牛耳り、石油権益を貪っているわけです。ちなみに、王族の称号「Sheikh」は、何と金でも買えるらしいです)

こんな感じなので、現在チベットに対する人権蹂躙により中国が国際的に叩かれはじめていますが、本来ならサウジなんてもっと早くから叩かれてしかるべきなのです。そうされないのは、サウド家が早くからアメリカを取り込んでいるから。アメリカにとってサウジは中東への影響力行使の要であり、また現政権が崩壊するとイランのようにイスラム革命が起こりかねない。サウド家は本来アラブと犬猿の仲であるアメリカを自国に取り込む事により、反対勢力を抑え込んでいるのです。

この件、話し始めると一晩でも語れちゃうほど色々あるのですが、それはまた別の機会に。

f0100050_1535737.jpgサウジの文化をこの側面から知ってみたい方、また私に仕事上「サウジも変わるはずだ」「国際的感覚ではこうだ、サウジでも受け入れられるはずだ」と意見される方へ。参考になる書籍があります。
「Princess」という本です。日本でも、「プリンセス・スータナ~ロイヤルファミリーの隠された真実」という題で出版されています。
これは、サウジの王家に生まれた女性がサウジ王家で日々何が起こっているのかを赤裸々に描いた暴露本です。
この本、現在は残念ながら日本では絶版になっていますが、Amazonの中古本で購入できるようです。初版は1992年ですが、洋書の方は最近また話題となり増刷されていますので現在も入手可能です。洋書の方は全3部作です。
これを読むと、サウジという国がいかに「変」で、閉鎖的で、今後も恐らく変わらない絶望的な国なのだということがお解り頂けるかと思います。ハンドボールの「中東の笛」なんて我々には日常茶飯事(ちなみに、クウェート王家も似たようなモン)。真っ当な話が通じる相手だ、と思った段階で「間違ってる」と言えましょう...ちなみにこの本、サウジでは当然「発禁」ですが、他のアラブ国家では普通に書店に並んでいます。その辺り、他のアラブ国家がサウジを本音ではどう見ているのかが窺い知れますね。

我々が日々一緒に働いているパートナーは、そういう人々なんですよ...今はただ、サウジに生まれなかったことを感謝しましょう。
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by enjoydubai | 2008-03-23 02:01 | 都市の紹介

ヨルダン訪問(前編)

ようやく夏休みを取っております。日本の皆様、2週間ほどご迷惑をおかけしますが、しばらくカンベンして下さい。自分でも想定していなかったほどヘロヘロになっており、現在は自宅で静養しております。来週からは妻と小旅行の予定です。

先日、さわりしかアップしなかったヨルダンを紹介しますが、思ったより情報量が多いので、2回に分けてご紹介することにします。前回から時間が空いてしまってスミマセン...だって、ヨルダンでもらったアメーバ赤痢強烈だったもので...(実はソレが「想定外にヘロヘロ」になった原因の一つ)

f0100050_415118.jpgヨルダンは、ヨルダン川と死海を挟んでイスラエル・パレスチナ自治区と接する国。写真は今回の出張で泊まった死海のほとりのホテルから撮った写真で、対岸に見えているのはヨルダン川西岸のパレスチナ自治区です。
ヨルダンは立憲君主制の王国で、日本の1/4ほどの面積の国土に約530万人が暮らしています。国民のほとんどはアラブ人で、約6割がパレスチナ人の末裔または中東戦争の際に戦地から逃れてきたパレスチナ人であると言われています。地理的にも人種的にも、さぞかし物騒なトコロ...と思いきや、実はアラブ諸国の中では対イスラエル穏健派なのだそうな。実際、アラブ国家の中でイスラエルと外交関係を持っているのはエジプトとこのヨルダンの2国だけです。つまり、ヨルダンからは直接イスラエルに入国できる...のだが、一旦パスポートにイスラエルのスタンプを押されてしまうと、UAEを含むGCC諸国には入国を拒否されるようになってしまいます(うひー)。では、どうしてもイスラエルに入国する用事がある場合はどうするか?なんと、入国審査の際にパスポートに別の紙を挟んでおき、審査官に頼んでその紙に入出国のスタンプを捺してもらうのだそうです。

ヨルダンの主な産業は鉱業(リンが出る)、農畜産業、そして近年力を入れ始めた観光業。石油産出国ではないので、経済はさほど豊かではありません。近年、GDPは統計上プラス成長を維持していますが、実態は周辺アラブ国からの投資や援助に支えられているのが実態です。
しかし、観光業...といっても国内の治安があまり良くないため、幹線道路のあちこちに検問所があり、そのたびに厳しいパスポートチェック。その間、大型の機銃がずっとこっちを向いており(こういうところはサウジといっしょ)、サウジ人はこういうのに慣れてるからいいんだろうけど、今のところはあまり我々外国人にとって居心地の良い場所ではないですなぁ。

ここで少し解説をしておくと(カタい話。知っている人は飛ばし読みして下さいね)、「GCC」というのは、「Gulf Cooperation Council=中東協力会議」のことで、まあ中東版EU連合みたいなもの。産油国同士が石油経済だけでなく産業・経済全般、政治、法規等で連携を図ろうという国家連合体制を指します(通貨統合だけは諸事情あって現実問題として頓挫してしまっている)。「GCC諸国」という表現をした場合は、中東諸国のうちUAE、サウジ、オマーン、カタール、クウェート、バーレーンの6カ国を指します。同じ中東半島にあっても、このヨルダンとレバノン、イエメンの3カ国は産油国でないためGCCには加盟していません。


f0100050_4353684.jpg死海は、古くは海であった所が地殻変動によって閉じてしまい湖状になったもの。乾燥によって年々高濃度の塩水になりながら水位が下がっていき現在の地形になったのです。ご覧の通り、地形が「昔は海で、年々水位が下がった」ことを物語っています。死海は現在も年20cmくらいのスピードで水位が下がり続けているのだそうですよ。

f0100050_4455785.jpg内地に向かって移動して行くと、グイグイと高度が上がり、次第に緑が増えてきます。内地では水も出るし、冬場は凍結したり雪が降ったりするのです。そういう環境なので、サウジをはじめ周辺のアラブ人が避暑に訪れるのですね。まあサウジ国内にも地理的には近い所があるのだけど、ヨルダンはサウジほど厳格なイスラム国家ではないため、ホテルの中では酒が飲めたり、女性と話したりする機会がある。まぁガス抜きですな。


今回はココまで。結構カタい内容になってしまった。次回は、ヨルダンの観光資源、特に最近よく紹介されているペトラ遺跡についてお伝えします。
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by enjoydubai | 2007-08-25 04:50 | 都市の紹介

ヨルダン訪問(経過報告)

ヨルダンについて詳しくご紹介したいところですが...

どうも、砂漠での試乗会で出された飲み物の氷にやられたようです...アメーバ赤痢??

下痢が止まらず、仕事どころではありません。集中力ゼロ。うちのスタッフが全員出張中で、休むことができないため、なんとか最低限の仕事はしていますが...さすがに本日は早退。

薬を処方してもらいましたが、出たのは日本では認可されていない薬。どうやらこの薬は一部の性病にも効くらしく、日本では闇市場で高値取引されているようです。なんだかなぁ。

ヨルダン編は、体調が回復したらアップします。
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by enjoydubai | 2007-08-01 03:44 | 都市の紹介

ヨルダン訪問(予告編)

f0100050_21331633.jpg現在、GCCのメディア向け試乗会のお手伝いのためヨルダンを訪問中です。写真は宿泊中の死海のほとり。対岸に見えるのはイスラエルのエルサレム市とパレスチナ自治区。どんな物騒な所かと思いきや、実は中東ではメジャーな避暑地だったり。物々しい警備と優雅な雰囲気のギャップが強いところです。

f0100050_21374560.jpg今回の試乗会の目的地、ペトラ。このペトラには、紀元前にエジプト人が建立した超大型の宮殿の遺跡があります。この遺跡は、①岩盤を掘り込んで作られている、②1800年代までその存在が知られておらず、アラブの人々の口伝にのみ登場する「幻の都市」と言われていた、③とにかくデカい というもので、先日発表された「新世界の七不思議」の一つにも挙げられています。その詳細は後日お伝えします。

f0100050_21523119.jpgそしてここでの最大の発見。
犬だ!犬がいる!!しかもアラブおやじと一緒に!!ムスリムは犬絶対NG、というのは嘘だったのか!!!詳細は次号...
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by enjoydubai | 2007-07-22 21:52 | 都市の紹介

フジャイラ首長国訪問の旅

このところ、週末になるとゴロゴロ、だらだら...これではイカン!ということで、土曜日に家族でフジャイラ首長国を見物に行きました。

f0100050_2545384.jpgフジャイラ首長国は、UAEの東の外れの沿岸に位置する首長国。なにやら大きな史跡がある、というので今回の目的地に決定~。
ドバイからは、内陸の道路をひた走り、山越えをしてアプローチ。
Hatta砂漠のそばを通過すると、なにやらいつもの車窓の風景とはずいぶん違う景色に。少しオマーンの風景に似ているかも。枯れてしまった川の跡、「Wadi」もあちこちに見られます。

f0100050_2593925.jpg途中で、ラス・アル・ハイマ首長国のMasafi(マサフィ)という都市を通ります。この都市名は、中東に住んでいる人たちの間ではとても有名。ここは古くからオアシスとして有名な場所で、現在も水が湧くのですよ。ココの天然水は、「Masafi」ブランドの水として中東に広く流通しているのです。

f0100050_332099.jpg地域の名産品と、パチリ。

f0100050_363385.jpg水が出るだけあって、マサフィ周辺は農業も盛ん。道沿いには露店がたち、採れ採れの果物や野菜を販売しています。

f0100050_3283534.jpg山越えの後、到着しましたフジャイラ。ここはビーチリゾートの穴場。ドバイとは違って落ち着いた雰囲気、美しい海。ダイビングをする方には有名なスポットなのだとか。
お嬢さん、海の向こうは故郷日本...じゃなくてインド。日本は遠いなぁ。

f0100050_311239.jpgんで、こちらが本日の目的地、フジャイラ・フォート(フォートとは、城塞とか宮殿とか、という意味)。ネットで調べたところ、ここは16世紀の建造で、当時のシェイクの避暑地として建造された宮殿の跡地なのだとか。大きい!が、修復作業中で近付けない!!残念!
それにしても、あまりにもほったらかし。フォートの周辺には当時の住居跡なども残っているのだが、風化が進んでいます。文化財として結構な価値がありそうな感じですが、フォート本体以外はメンテナンスもされず、敷地内への車での乗り入れもOKだし(住居跡の間を縫って走れちゃったりと無法状態)、そこらじゅうにゴミが捨ててあるし、現場には管理人もおらず何の案内も無い。隣には博物館があるのだが開店休業状態。中東にはポツリポツリとこういったフォートが現存していますが、中東の人たちは歴史的建造物にはあまり関心がないみたい。何だかもったいない話だなぁ...

全行程約5時間の、日帰り観光旅行でした。UAEの首長国、残るはアジマンとウンム・アル・カイワイン(ここの名前がいつも覚えられない...)の2つ。全部行くぞぉ!
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by enjoydubai | 2007-07-15 03:03 | 都市の紹介

ドバイあれこれ④ ドバイで手に入る日本食

ドバイでも日本食は入手可能です。
残念なのは、日本で流通している食品そのものだと、値段が3倍近くなってしまうこと...そのため、代用品で済むモノはソチラを使うことになりますね。
ざっと紹介すると、
・米=カリフォルニア米で代用。ただし銘柄はコシヒカリやササニシキが選べる。
・味噌=日本製だが無名メーカーの輸入味噌。選択の余地は無いかな...
・豆腐=ハウスの豆腐が入手可能。一応絹ごしと木綿が選べる。
・日本食材の加工食品=高いが、そこそこ選べる。納豆などは我が家の必需品。だが高い。
・野菜類=ドバイでは豊富に流通していて値段も安く、困らない。が、ニラだけは今のところ手に入らず。ある所にはあるらしいが。
ってな感じです。

f0100050_3291426.jpgんで、今回紹介するのは袋菓子。日本のお菓子はある意味「プレミア商品」と化しており、例えばとんがりコーンが30Dhs(約450円)もしてしまう。
ドバイには中国人やフィリピン人が多く在住しているため、アチラの食材は豊富かつ安価に流通しているので、我が家もソコから選んで買ってます。
写真は我が家の定番、偽かっぱえびせん「Oishi」、フィリピン製です。中国製にも同様品があるが、コチラの方が美味しい。普通の塩味とチリ味があり、私は前者、妻は後者がオキニです。

f0100050_3354764.jpgちなみに袋にはしっかり「HALAL」のマーク。HALAL(ハラル)とは、「イスラム教徒が食べることのできる食材」のことです。豚肉を使っていないことはもちろん、鳥や牛もシメる際にアッラーに感謝しつつ大地に血を落とさないよう配慮せねばならない等々、数多いイスラムの制約をクリアしている証ですな。コチラでは、マクドナルドなどファーストフードのパッケージにも「100% HALAL」の文字が必ずプリントされています。
聞くところによると海産物そのものには特に制約が無いそうだが、加工食品の場合は豚エキスなどの添加物が関係するのでHALALマークの有無が重要とのこと。日本人は割と雑食なので、我々には神経質に感じられますが、同様のルールはユダヤ教にもあるのですぞ。
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by enjoydubai | 2006-11-12 03:40 | 都市の紹介

ドバイあれこれ③ スピード注意

自動車専用道路のクルマの流れがやたらに速く(制限速度120km/hに対し、追い越し車線は常に140km/h超で流れている)、スピード違反やり放題のイメージがあるアラブ諸国ですが、そうではありません。日本では考えられない数のレーダー式取締り機が、そこいらじゅうに設置されているのですゾ。

f0100050_3145769.jpgドバイのレーダーは、「前から撮る」方式。アブダビやクウェート(あれ?オマーンだったかな?)は「後から撮る」方式です。レーダーの直前には、違反車両が急減速を繰り返すため、無数のブラックマークが...それも事故多発の一つの原因になっています。

ドバイの場合を例に取ると、制限速度が100km/h以下の所だと数キロ超過しただけで光る、と言われています。ところが120km/h制限のところだと...30キロ超過していても光りません。が、毎日の通勤途中に他車がバシバシ光らせているのを見ます。いったい、何キロ出して走っとるんじゃい...

廻りの日本人駐在員が反則金を続々と取られる中、私は無違反を継続していたのですが、先日うっかり光らせちゃいました。いつもは使わない道、120km/h制限だと思っていたところが100km/h制限だった...が、1ヶ月を過ぎても請求が来ません。前車が光らせた直後だったので助かったのかなぁ?反則金は、超過速度に関わらず一律210Dhs(約6,500円)です。ドバイは通常、違反後の1週間程度で請求が来るらしいが、お隣のアブダビは年末に1年分をまとめて請求されるんだとか。それは怖いね。
点数制度は無いので、裕福なアラブ人は「その分払えば文句無いだろ?」とばかりに構わずアクセル全開で走ります...目に余る場合は免許を差し押さえられるらしいが。

ちなみにコチラでは、ネズミ捕り(ハンディレーダーによる移動式の取締り)は時折見かけますが、パトカーによる追尾取締りは行われていません。ドバイに来た当初、パトカーの前を制限速度で走っていたら(追い越しレーンではなく走行レーンですよ)、「どかんかい!」とパッシングで威嚇されました。やれやれ。

ドバイにお越しの節は、安全運転で。
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by enjoydubai | 2006-10-25 03:31 | 都市の紹介

まさに異国のサウジアラビア② 退屈との戦い

赴任当初に「3ヶ月に1回は訪問する」と約束したサウジ...ほぼ毎月来ています。今回は、メッカ最寄の街、ジェッダに来ています。今回の仕事は、来年出すモデルへのリクエスト集約と、国境警備隊の特殊車両への要望聴取です。

f0100050_339022.jpgジェッダ空港は一応国際空港で、メッカ巡礼のイスラム教徒が集まる空港です。来週からラマダン(イスラム断食月)が始まることもあって、いつも以上に巡礼者が多く、空港は大混雑でした。着陸時、歓声を上げて「アッラー・アクバル!」(神は偉大なり!)を合唱するのは止してくれい。神頼みで着陸してるんじゃないんだってば。このシーズンは、メッカを目指して、一生に一度飛行機に乗るか乗らないか、って人たちもやってくるのだ。敬虔なイスラムの信者ほど、やれ「女性と男性は別れて座らないとダメだ」だの「家族は一緒に座るのだ」などとこだわる。そのため、乗り降りに異様に時間が掛かってしまい、結果飛行機はよく遅れる...郷に入っては郷に従えではあるのだが、正直仕事で移動するにはキツいシーズンだ。

f0100050_3394378.jpgもともとジェッダ空港は、乗降客の数に対して施設が小さく、不愉快極まりない空港だというのに。ラマダンが明けて、巡礼月に入ったらどうなることやら...断食と巡礼の話は、次回紹介しますね。

f0100050_3415839.jpgサウジに来ると、かなりの確率でやられてしまう私...という話は前回書きましたね。
まず、食事が合わない。食事のローカル色が強すぎて、かつ肉食中心なものだから、長く居ると胃腸がやられてしまうのだ。
まあまあ大丈夫な食事の代表例は、「AL BAIK」というフライドチキンの店。(ちなみに写真の右側は一般の入り口、左側は女性連れの場合の入り口。店の中も壁で完全に仕切られている。サウジでは、ココまでやるのだ...)

f0100050_3484887.jpgココは、確かに美味い。もともとサウジの食品は自然志向なのもあるのだろう。ケンタッキーよりも美味いです。が、販売店の皆様、おごってもらえるのは嬉しい。しかし...「日本人はコレ好きだよね」って、毎度毎度、かつ大量に出すのは止せ。おじいちゃん・おばあちゃんの家に行くと必ずおはぎを食べさせられる子供の心境だ。

f0100050_3425724.jpgかと言って、ホテルに帰ると本格的に食べるものが無いのもサウジの現実。今回は、ルームサービスでサンドイッチとサウジクーラー(通称、サウジシャンパン。気の抜けた、甘みの少ないリンゴサワーのような味、ノンアルコール)を頼み、夕食としました。わびしい...
ホテルの隣には、ショッピングモールがあるのですが...つまらん。華やかさの無い店構え、地味な品揃え、そして無音に近い静けさ。かつ、お祈りが始まると、客は通路に締め出され、全ての店が一旦閉まってしまいます。あぁサウジクオリティ。サウジ人が週末にドバイに遊びに行きたくなる気持ち、分かるなぁ。

f0100050_3494834.jpgホテルでインターネットに繋いでみる。まあ予想通り規制の嵐ですが...あれ?いつも見ているペットサイト「コーギーBlog」も何故か規制に引っかかります。サウジの駐在員に聞くと、「政府批判、他宗教、エロ、ギャンブルは当然ダメだが、アクセス数が多くて皆が自由に意見交換しているサイトも引っかかる傾向がある」のだそうです。息苦しいなぁ。

f0100050_3441883.jpgそしてジェッダの日は今日も暮れていく...わたしゃ、ココでは暮らして行けないよ...
(サウジの話は、まだまだ続きます)
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by enjoydubai | 2006-09-19 23:19 | 都市の紹介