円高狂想曲

f0100050_23585684.jpg現在、日本円の相場は非常に不安定な状態となっていますな。
世界経済失速の影響を受け消費が冷え込みつつある中東において、日本企業は円高のダブルパンチを喰らっています。こうなると、会社ですから「為替損益分を営業努力で何とかせい」となり、販売の最前線に近い部署はてんてこ舞いとなるわけです。

ワタシの部署も、例にもれず現在てんてこまいです。
が、09年1月初頭に1ドル88円台をつけた日本円はその後じりじりと値を下げ、2月28日現在は97円台中盤。日本の現政権の不安定さによる国際的信用低下なども手伝い、3月の早い時期での100円台回復も見えてきました。
そうすると、超円高をベースに構築した代案は全て裏目に出ること事になります。まあ、為替がどちらに振れても対応できる駒を持つのは当然ですが悪いことではありませんから、「あんなに忙しい目に遭ったのに、仕事が無駄になった」と嘆かず前向きにとらえることが重要でしょう。

現在の円高は、円が強いというよりはドルが信用低下により価値を下げ、円がそのあおりを喰ったという要因が強いと見ています。日本円は長期的に見れば他の通貨に対して「強い」要素が乏しいので、今の円高が長期にわたる事は無いでしょう。
ところで中東の通貨は対ドル固定レートになっています。例えばワタシの住むUAEディルハムは1ドル=3.67AEDで常に固定です。ところが、生活消費財に関しては、中東はアメリカよりもECとの繋がりが深いです。食品の殆どはECもしくはECと経済的に近い地域からの輸入品です。つまり、日常的な決済はドル建てよりもユーロ建ての方が多いわけで、最近のドル安進行により中東通貨が連動して値を下げ、結果一般市場でインフレが発生してしまっています。生活者にとっては痛いです。例えばスーツのクリーニング。ワタシがドバイに来た06年、スーツ上下のクリーニング代金は20AEDでした。それが今や、48AED!倍以上です。

悪いことばかりでも無くて...ドバイでしている貯金ですが、1月のドル88円台で計算すると、最後に日本に送金した108円時点との比較で為替損だけで100万円近く吹っ飛ぶ計算でした。これ、だいぶ戻って来ました。ドバイを去る時点でいくらになっているかは「神のみぞ知る」ですが。逆に、日本の口座の貯金を円高ピーク時にコチラに全送金してたら、結構増えたのかしらと思ったり...

いやいや、為替は常に水モノなので、踊らされたら負けです。今の時代、半年後や1年後の為替環境なんて、そうそう正確に当てられるものではありません。
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by enjoydubai | 2009-03-01 00:29 | 日々の暮らし


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